原因はミート率じゃない!?アマと女子プロの平均ヘッドスピードが一緒でも飛距離に差が出るのはなぜ?

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一般的に成人男性アマチュア(20代~40代)と女子プロのヘッドスピードは同じぐらいと言われています。具体的には30後半~40半ば。ですが、一般アマチュアと女子プロでは飛距離に差があります。この理由をミート率という言葉で片づける人がいますが、実際にはそんな単純な話ではありません。

ヘッドスピードとミート率の関係

ゴルフの世界では、ドライバーの飛距離を算出する方法としてどこから出て来たのか分からない、下記の公式がよく用いられます。

「ヘッドスピード×ミート率×4=飛距離」

これに数字を当てはめてみると、

例えば、ドライバーのヘッドスピードが40でミート率が1.4の人がいたとすると「40×1.4×4=224」で、224yd飛ぶことになります。

あ、ちなみに、この数式はドライバーでしか意味を成しません。

それと、当たり前の話ですが、ミート率にも限界があって、最大で1.5前後までと言われています。

最近では、クラブの進化が目覚ましくヘッドの反発力も変わってきていて、この部分を数値化して入力する項目がないので、こういった付加要素は全て、ミート率に還元されます。

この時点で、より芯に近いところで球を捕らえる意味での「ミート率」が、ヘッドスピード以外の飛距離の要素でないことが分かるはずです。

とは言っても、それ以外の数値を事細かく算出するのは骨が折れるというか、一般アマチュアにはどないせぇっちゅう話なので、ザックリとミート率という言葉で置き換えるのは、便利っちゃぁ便利。

それと、ユピテルなどに代表される市販のヘッドスピード測定器なんかで算出される「ミート率」というのは、ヘッドスピードと打ち出しのボール初速から逆算して算出されています。

例えば、ボール初速が70m/sで、ヘッドスピードが50m/sであったとすると、70÷50で、ミート率が1.2、といった感じです。

なぜ、女子プロとアマチュアで飛距離に差が出るのか

よく、議論される問題で、女子プロアマチュア飛距離論争というのがあります。(なんじゃそりゃ!)

要は、女子プロとアマチュアで、ヘッドスピードに差はないのに飛距離に差が出るのはなぜ?というものです。

確かに、女子プロのトーナメントにおいて、トラックマンなどで数値が算出された際のヘッドスピードは、平均すると「42前後程度」と、一般男性アマチュアと大して変わりません。

まぁ、プロとは言っても女性ですので、クラブを鬼のような速さで振れる人はそうそういません。※一部の化け物を除く。

それなのに、飛距離に差が出る。その理由はなんなのだろうか、と。

その際に、よく使われる都合の良いフレーズが正に「ミート率」で、「女子プロと一般アマチュアはヘッドスピードが同じでも、ミート率が違うから飛距離に差があるんだよ!」みたいなことが当たり前のように語られます。

確かに上で書いたように、計測器で算出される「ミート率」という意味ではそうなんですが、なら具体的に何がどう違うのか、というと意外と語れる人がいません。

多分、誰も語れません(笑)

というのも、その原因は千差万別で細かく分けるとたくさんあるからです。

単純な例を出すと、同じヘッドスピードでも、しっかり球を捕まえて打つのと、スッカスカのへろへろスライスだと、飛距離に差が出ますよね。

それも、数値上はミート率に還元されます。

こんな風に、原因は色々とあるんで、これが原因です!と一つに絞れないんですが、ここでは、物凄く数値化しにくく、気付きにくい、盲点となりやすい部分を取り上げてみたいと思います。

それが、ヘッドスピードがどの位置で最速を迎えるか、です。

アマチュアの人の典型的なダメスイングとして例に挙げられる、キャスティングやアーリーリリースと呼ばれる動き。

今回の内容とは趣旨が違うので、雑に説明すると(笑)トップからいきなり手首をリリースすることを指します。

※これについてはまた別記事で詳しく解説したいと思います。ここを勘違いして理解している人がよく、無理にタメを作ろうとしてしまいますが、ハッキリ言ってそれでは絶対にクラブを早く振れません。

またまた物凄く雑に説明しますが、この運動をしてしまうとどうなるのかというと、物凄く早い段階でヘッドスピードが最速を迎え、その後、徐々に減速していきます。

つまり、ヘッドが減速しながら球に当たる。

これは、リリースの順番が体から一番遠い「手首」からスタートしてしまっていることが原因で、実は、これが、多くのアマチュアゴルファーの飛距離ロスに繋がっています。

逆に女子プロなどは、手首のリリースが最後なので、ヘッドが加速しながら球に当たり、当たり負けせずに球を強く押すことが出来ます。

よく、インパクト後にヘッドが最速を迎えるようにスイングしましょうということが言われますよね。それが正に、ヘッドを加速させながら球を捕らえることを意味しています。

これがプロとアマチュアの大きな差の一つで、それは見た目にも表れています。

アマチュアの人の多くは、見た目(要はスイング)がわちゃわちゃして、せわしく力感が物凄い割には飛ばない、ヘッドスピードが出ない、ことが多く、逆に女子プロなどは、見た目が静かな割にはヘッドスピードや飛距離が出ますよね。

これは、動きのしなやかさもありますが、トップからいきなりクラブが最速を迎えるのではなく、クラブが徐々に加速していきながら球を捕らえるから、ムチのようにしなったスイングに見えるからです。

単純なヘッドスピードでは見えにくいこんな要素も「ミート率」に還元されるわけです。

いやー、ゴルフってまじムズいっすね(笑)

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