20代前半にも拘わらず、かつては世界ランク1位、現在(2017年7月)は世界ランク3位に君臨しているジョーダンスピース。そんな彼のドライビングディスタンスなどやヘッドスピード、またクラブ番手別の飛距離、クラブセッティングなどを紹介します。
タイトリスト一色!ジョーダンスピースのクラブセッティング
- ドライバー:タイトリスト 915D2ドライバー(ロフト角9.5度)シャフト: アルディラ ROGUE BLACK LIMITED EDITION (硬さ60TX)
- 3番ウッド:タイトリスト915Fフェアウェイウッド(ロフト角15度)
- ユーテリティ:タイトリスト916H2ユーティリティ(ロフト角21度)
- アイアン:タイトリストT-MB716アイアン(4I)、タイトリストAP2-716アイアン(5I~9I)
- ウェッジ:タイトリストボーケイデザインSM6ウェッジ(ロフト角46度、52度、56度、60度)
- パター:スコッティキャメロン009プロトタイプ
- ボール:タイトリストプロV1x
ジョーダンスピースのクラブセッティングは、契約メーカーのタイトリスト一色。特徴としては、米PGA選手にしては珍しく(?)ユーテリティがセッティングに入っていることと、なんと言っても、ウェッジが4本も入っていること。
後から記述しますが、世界トップクラスの実力者でありながら、唯一の弱点が飛距離と言われています。
…が、それを補って余りあるほど、グリーン周りが天才的に上手い。
世界トップクラスみたいなモヤモヤっとした表現ではなく、恐らく、世界一です。
それぐらい、グリーン周りが上手い。
その技術を活かそうという考え方がよく分かるのが、正にウェッジのバリエーション。
ちなみに、タイトリストのボーケイと言えば、ゴルフ好きなアマチュアなら一度はセッティングで使ってみたいと思える、玄人にとって大好物なウェッジですが、扱いが難しい部類に入ります。
私は使ったことはありますが、セッティングに入れようとは思いませんでした。難しいうんぬんじゃなく、フィーリング的に…苦
ジョーダンスピースのヘッドスピードと飛距離とは
上でも書きましたが、ジョーダンスピースは、米PGAではそれほど飛距離が出る選手ではありません。
とは言っても、世界ランク3位の実力者なので、飛ばないわけではありません。※日本ツアーなら余裕でトップ10に入ります。
2017年現在でのドライビングディスタンスが、291ydで98位タイ。
ドライビングディスタンス:291ydー98位タイ
ただ単に、米PGAの周りの選手がモンスター過ぎて、霞んでいるだけです。
しかし、彼は決してドライバーが苦手な選手というわけではなく、むしろドライバーは本人がどう思っているかは知りませんが、滅茶苦茶上手いです。
本当ね、ビックリするぐらい曲がらない。
海外の選手は、ドライバーを握ると振りちぎる選手が多いんですが、その分曲げて、あっちゃこっちゃ行くことも少なくないです。ビッグスライスで有名なバッバワトソン選手とか…笑
ですが、ジョーダンスピースは300yd先のフェアウェイ、もしくは曲がっても、2打目がそこまで苦ではない位置にきっちり運んできます。
これは、物凄い武器です。
では、これだけ飛ばす彼のヘッドスピードがどれぐらいかというと、約49m/s~50m/sと言われています。
ヘッドスピード=49m/s~50m/s
ダスティンジョンソンやローリー・マキロイと比べると、どうしても見劣りしますし、一般アマチュアでも、飛ばし自慢の人ならこれぐらいの数値を叩きだす人は、腐るほどいます。
…ですが、彼が凄いのは、ヘッドスピードよりもミート率です。
アマチュアの平均的なミート率は、1.3程度と言われていますが、彼のミート率は平均で1.5近くあり、1.5を超えることも多々あります。
なので、これぐらいのヘッドスピードを出すアマチュアはいても、このヘッドスピードで、安定して300yd近い距離を出す人は少ないです。
飛んで曲がらないスイング…それはそれで恰好良いっすな!
ジョーダンスピースのクラブ番手別の飛距離
- ドライバー:290yd
- 3番ウッド:265yd
- ユーテリティ(21度):230yd
- 4番アイアン:220yd
- 5番アイアン:207yd
- 6番アイアン:193yd
- 7番アイアン:180yd
- 8番アイアン:167yd
- 9番アイアン:153yd
- PW:140yd
飛ばないとは言っても、ドライバーをはじめとして、アイアンやその他ウッドの飛距離は、日本では飛ばし屋として知られている石川遼選手と同じぐらいです。
海外のPGAツアーはダスティンジョンソンや、ローリー・マキロイみたいな化け物がいるので、この程度の飛距離だと、我々アマチュアは物足りないと思ってしまうのは、選手が可哀想ですね(笑)