全米プロでメジャー初優勝を期待された松山英樹選手でしたが、惜しくも最終日に崩れ、最終的な順位は5位。それでも世界の5位なので十分健闘したと思いますが、試合後には涙を見せる珍しい場面も。しかし、そんな裏側では、全米プロを生中継したフジテレビに批判が集まってる。特に批判が集まったのが、松山英樹選手へのインタビュー内容。他のプロゴルファーからも苦情が出るほどの内容だった。
全米プロを中継したフジテレビに批判殺到
今年の全米プロは、フジテレビが中継を担当しました。
しかし、その中で多くの不手際があったとして、視聴者から批判や苦情が殺到したと言われています。
まず、全米プロ三日目のこと。
当然視聴者の多くは、松山英樹選手の雄姿を見たくて早朝からテレビを観ている(朝3時30頃~)わけですが、松山英樹選手がプレー中にも関わらず、時間が来てしまい、中継の延長をせずに番組を途中で終了してしまいました。
これに対して批判が殺到したと言われています。
それはまだ良い。
個人的にも、番組枠上、どうしても延長出来ない場合があるのは仕方ないと思います。まだ、最終日じゃなかった分だけマシです。
それ以上に問題なのは、松山英樹選手が最終日にプレーを終えた後のインタビュー。
これは、マジで酷かった。
そう思ったのは、私だけじゃなかったようで、多くの視聴者、更には現役のプロゴルファーまでもが苦言を呈すような事態にまで発展。
ことの経緯はこんな感じです。
全米プロの最終日、2位でスタートした松山英樹選手は、途中で一度、単独首位に立つ。
ここで多くのファンが松山英樹選手の優勝を期待したが、11番ホールでのボギーを皮切りに崩れ、最後は5位タイにまで後退し、大会を終える。
つまり、今回の大会は、日本人初のメジャー優勝か!?と期待されたところから崩れ、優勝を逃してしまった、という一連の流れがあったわけです。
そして、松山英樹選手がホールアウトした時のインタビュー内容がこちら。
■インタビュアー
「お疲れさまでした。もう、残念としか言いようがないんですが、振り返ってみて、どうですか?」
■松山英樹選手
「……そうですね。はい、そうですね。」
■インタビュアー
「何かが足りなかったから勝てなかったと思うんですけど、その何かは、なんだろう?」
■松山英樹選手
「……考えます。」
これ、音声をそのまま一字一句文字にしています。
この内容、文字にしてもふざけている内容なんですけど、実際に音で聞いたらもっとヤバイですからね。
大会で子供が負けて悔しがっている所に、ヘラヘラしたインヤビュアーが少し諭すような言い方で質問している感じ。
これに対して、「フジテレビどないなってんねん」というような意見が続出していますが…、インタビュアーはフジテレビのアナウンサーではなく、プロゴルファーの富永浩選手です。
恐らく、物凄い身内感覚で話し掛けたんだと思うんですが、それが反感を買ってしまったのか、一般視聴者からだけでなく、プロゴルファーからも苦情が出る始末に。
同じ東北福祉大学出身で、松山英樹選手の先輩にあたる宮里優作選手はツイッターで、
「音消して、観ないといけないのか」
と発言。
他の女子プロ選手も、
「あんなインタビューされたら、答える気なくしちゃう」
などと発言。
個人的には、同じプロゴルファーなら、もう少し松山英樹選手の気持ちを汲んで欲しかったと思いますし、インタビュアーとしては、松山英樹選手が気持ちよく発言出来るような質問の仕方をして欲しかったと思いますね。
フジテレビとは違うインタビュー動画を下に紹介しておきますが、そちらの方がよっぽど紳士的です。ちなみに、下の動画でインタビューをしている方は、元々丸山茂樹選手の専属キャディーをしていた杉沢氏です。