世界トップクラスの選手の韓国人女子プロゴルファー、チョンインジ(田仁智)選手。そんな彼女は、海外でも日本でもダンボの愛称で親しまれ、ファンから愛されています。そんな彼女がファンから愛される理由と、素晴らしい人柄を表すエピソードを紹介!
チョンインジ選手が愛される理由
※チョンインジ選手のプロフィールに関しては、別記事に書いてあるので、そちらを参考にしてみてください。
彼女が愛される理由は、ただ一つ!人当たりの良さと愛嬌!
海外の女子ゴルフを見たことがある人、見ている人は良く分かると思いますが、欧米の選手の多くは、本当に愛嬌がない(笑)
自分はアスリートなんだという想いが強いのか、愛嬌を振りまくことを気持ち悪い思う文化の影響なのか、定かではありませんが、プレー中は笑顔も少なく、基本的にはクレバーにプレーしています。
ですが、チョンインジ選手は別。
プレー中もずっとニコニコしているし、ファンの人からの声援にも笑顔で応え、プレー後のインタビューやファン対応にも時間を割き、丁寧に対応しています。
人によってはそれを”ただの八方美人”と捉える人もいるかもしれませんが、その姿に多くのファンは声援を送りたくなるんですよ、私も含めて…笑
そんな彼女のプレー姿勢には、彼女自身の考えが大きく影響しています。
これは、チョンインジ選手がインタビューで語っていた内容でもあるんですが、
「私がプレー出来ているのは、ファンの方が支えてくれているからです。それを忘れてはダメだと思っています。」
ありきたりな言葉に聞こえるかもしれませんが、彼女のプレーする姿を見れば、口だけではなく、本当にそう思っているんだろうな…と、好意的に捉えています(笑)
それと、彼女にはもう一つ心がけていることがあるらしく、それが、楽しくプレーをすること。
彼女がプレー中に笑顔を絶やさないのは、彼女自身が楽しくプレーしたいからで、自分が楽しんでプレー出来ないと、観ている人も楽しくないという思いからだそうです。
それと関連してチョンインジ選手は、大会でのラウンド中、周りの選手に積極的に話し掛けることでも有名です。
その理由も、ギスギスした環境だとゴルフが楽しくなく、周りと積極的にコミュニケーションを取ることで、場の雰囲気を和まそうとしているからだそうです。
有名なもので、畑岡奈紗選手とのエピソード。
畑岡奈紗選手は、アマチュアの時に日本のメジャーツアーで優勝すると、そのまま海外挑戦を表明し、海外ツアーに参戦しました。
当然、周りには知り合いもほとんどおらず、ある意味で孤独との戦いでもあったわけですが、そんな中偶然、チョンインジ選手と同じ組になった畑岡奈紗選手にチョンインジ選手が積極的に話し掛け、二人は仲良くなったという話があります。
実際、日本ツアーで同じ大会に出場し、畑岡奈紗選手が優勝した時に、誰よりも足早く彼女の優勝を祝福したのが、チョンインジ選手でした。
ファンやゴルフ関係者のみならず、同じ場で賞金を争うライバル選手とも仲良くしたいというチョンインジ選手の人柄…最高ですやん。
それと、チョンインジ選手は日本でも人気がありますが、彼女は過去、日本ツアー初参戦にして初優勝(2015年)をしたという経歴を持っています。
その際には、あまり知られていませんが、優勝賞金の一部(約300万円)を、東日本大震災の復興のために寄付しました。
震災から4年経ち、風化しかけていた時期にも関わらず、寄付をしてくれるチョンインジ選手…素敵すぎるでしょ。
そんな彼女が、世界中のゴルフファンから愛されるのは、ある意味で当然とも言えることです。
勿論日本人選手にもそういった選手はたくさんいます。
例えば、原江里菜選手は、チャリティでファンに寄付をお願いする側だけの立場であることに疑問を持ち、自身も数百万円の寄付をしたことで知られていますし、大山志保選手に至っては、熊本で震災があった後の大会で優勝、その賞金の”全額”を熊本に寄付しました。
こういったエピソードがもっと世の中に知れ渡って欲しいなぁと思いますね。