長く世界ランキングで1位をキープしていたリディアコを抜いて、2017年最新の世界ランクで1位の座についたのが、韓国人選手のユ・ソヨン(表記的にはリュソヨンだが…)。彼女の意外なクラブセッティングと番手別の飛距離について紹介。
ユソヨン(リュソヨン)の意外なクラブセッティング
ドライバー:TOUR WORLD TW727 460 ロフト角9.5°
5W:TOUR WORLD TW717 FW ロフト角18°
ユーティリティ:TOUR WORLD TW727 UT ロフト角22°
ユーテリティ:TOUR WORLD TW727 UT ロフト角25°
アイアン:TOUR WORLD TW737V (6I~10I)
アプローチウェッジ:TOUR WORLD TW-W ロフト角50°
アプローチウェッジ:TOUR WORLD TW-W ロフト角54°
海外のツアープロには珍しく、日本メーカーの本間(HONMA)ゴルフとクラブ契約を結んでいます。まぁ、韓国選手なので、あまり不思議ではありませんが。
他にも、アメリカのLPGAを主戦場にしているフォンシャンシャン(中国)が本間ゴルフとクラブ契約しています。
ちなみに、海外勢で大多数を占めているのは、テイラーメイドです。
これは、男子も女子も。
特に男子は顕著で、かつてはナイキと契約していたローリー・マキロイやタイガーウッズ。世界ランク1位のダスティンジョンソンや、リオ五輪で金メダルを取ったジャスティンローズなどなど、トップクラスの選手の半分近くはテイラーメイドって感じです。
ユソヨンのクラブ番手別飛距離とドライビングディスタンス
韓国人選手は基本的にそこまで飛距離が出るイメージはないですが、ユソヨン(リュソヨン)は、韓国人選手の中では割と飛距離が出る方です。
ドライビングディスタンス(ティーショットの平均飛距離)は260ydで30位前後。
クラブ番手別の飛距離は下記の通り。
1W:255yd
3W:225yd
5W:210yd
6I:165yd
7I:155yd
8I:145yd
9I:135yd
10I:125yd
女子選手にしては、そこそこの飛距離と言った感じですかね。そんなぶっ飛び系プレイヤーではなさそう。
にしても、韓国勢マジで強い。
リディアコはニュージーランドですが、出身は韓国で両親とも韓国人の純粋な韓国人ですから、もう韓国人でOKでしょう。
そんな韓国人の強さを韓国人プロが分析した本を読んだことがあるんですが、まず理論が物凄く体系化されているらしいです。
だから、韓国人プレイヤーは、如何にも韓国人的なスイングをする、つまり、あまり個性がない(勿論、人によりますが、あくまでも割合の問題です)
それは、スイングの根幹が体系化された理論を元に構築されているかららしく、物凄い細かいところまでスイングについての指導や理論の説明が入るらしい。
逆に日本の場合は、それぞれのティーチングがそれぞれの感性で教えます。
だから、言っていることが人によってバラバラ。バラバラどころか正反対のことを発言しているなんてこともザラ。
それが良いか悪いかはともかくとして、結果的に世界的に活躍している日本人選手が松山選手一人というのは、なんか寂しい…笑
ゴルフは飛距離じゃない!と言われますが、個人的にはそれは嘘だと思っています。…なんですが、飛距離以上に精度の方が重要だと思っています。
韓国では如何に精度を高めるか、言い換えると、どれだけ再現性の高いスイングを作れるかというのを物凄く重要視してて、その一つが、韓国人選手の特徴としてよく言われる所謂「ベタ足」と呼ばれるアクションです。
※ベタ足とは、インパクト時に右足のかかとがめくりあがらず、地面に接地したままの状態のこと
なぜ、ベタ足が精度に貢献するかは、運動力学なんかを学ぶと良く分かります。
実際に、日本で活躍している韓国人選手の多くがベタ足スイングをしていますよね。
キムハヌル、イボミ、アンソンジュ…etc
特にアンソンジュは物凄く分かり易いアクションをしているので、参考にしてみてください。
一見、特徴的なスイングですが、物凄く理にかなったスイングをしています。
ちなみに、日本が誇る怪物の松山選手は、スイングのコーチとか付けておらず、スイングに関しては、全部自分で修正しているらしい。
理由は…いちいち口を出されるのがウザイかららしいです(笑)
天才恐るべし!